2018年7月11日 20:40 | 無料公開
記者会見で説明する、物件所有者側の足立格弁護士(中央)ら=11日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
スルガ銀行が融資していた投資用アパート運営会社「ガヤルド」が営業を事実上停止した問題で、物件所有者側の弁護士は11日、借金を抱えた所有者5人がガヤルドに損害賠償を求め、20日にも東京地裁に提訴すると明らかにした。今回は被告にスルガ銀を加えないが、ずさんな融資に問題があったとみて法的措置も今後検討する。
足立格弁護士は「物件が完成しておらず、資金の流れも不透明で詐欺的だ」とガヤルドを批判した。スルガ銀の融資を巡ってはシェアハウス運営のスマートデイズ、ゴールデンゲインも経営が頓挫。20日をめどにゴールデンゲインの所有者11人も新たに提訴するという。