2018年6月21日 11:32 | 無料公開
報道陣に公開された、日本原子力発電東海第２原発の設備の耐震性を調べる実験＝２１日午前、兵庫県三木市
日本原子力発電は２１日、再稼働を目指す東海第２原発（茨城県）の設備の耐震性を調べる実験を報道陣に公開した。原子力規制委員会の山中伸介委員も同行。規制委は実験結果を踏まえ、再稼働について近く判断する。
この日は、防災科学技術研究所の兵庫耐震工学研究センター（兵庫県）で、原子炉建屋壁面の開口部「ブローアウトパネル」を閉じる設備（縦６メートル、横１１メートル）を実験装置に載せ、加速度で最大約１５００ガルの強い揺れを加えて耐震性を検証。設備に変形などがなく、事故時に放射性物質が建屋から出ないよう密閉性を保てなければいけない。
