東証大幅続落、終値401円安 米中貿易戦争に警戒感

 19日の東京株式市場は、米中貿易戦争への警戒感から売り注文が膨らみ、日経平均株価(225種)は大幅続落した。アジア市場も総じて下落し、不安心理が連鎖的に広がった。終値は前日比401円85銭安の2万2278円48銭で、下げ幅は3月23日以来、約3カ月ぶりの大きさとなった。

 トランプ米大統領が中国に対し、年間2千億ドル(約22兆円)相当の中国製品に10%の追加関税を課すよう検討を指示したとの発表で、影響が懸念される輸出関連銘柄を中心に売られた。

 東証株価指数(TOPIX)は27・51ポイント安の1743・92。出来高は約14億9400万株。


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