火災保険料を5%程度値上げへ 損保各社、19年度にも

 損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構は15日、火災保険の保険料を決める際の目安となる「参考純率」を平均5・5%引き上げると発表した。台風や大雪といった自然災害で、保険金支払いが増えたことを反映させた。各社は2019年度にも住宅向けの火災保険料を値上げする。

 火災保険料の値上げは15年度以来、4年ぶりとなる。実際の値上げ幅は各社が家計の負担や販売コストなどを考慮した上で決めるが、参考純率と大きく変わらない水準になる見通し。

 火災保険は火事のほか台風や豪雨、水漏れなどによる建物の損壊を補償。木造か鉄筋コンクリートかなど、建物の構造でも保険料が異なる。


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