国連、パレスチナ市民保護を決議 総会で緊急特別会合

13日、国連総会の会合で演説するパレスチナのマンスール国連大使=ニューヨーク(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】パレスチナ自治区ガザなどで米国への抗議デモ参加者とイスラエル軍の衝突により多数が死傷したことを受け、国連総会(193カ国)は13日、緊急特別会合を開き、パレスチナの市民保護を求める決議案を採択した。圧倒的多数の120カ国が賛成した。

 米国とイスラエルなど8カ国が反対、45カ国が棄権した。日本は賛成した。決議案はパレスチナなどが提出した。国連総会決議に拘束力はない。

 決議はイスラエル軍による市民への「過剰な実力行使」に遺憾の意も表明した。パレスチナのマンスール国連大使は「平和的な抗議行動への殺人的な攻撃」と非難した。


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