2018年6月14日 11:09 | 無料公開
東京電力福島第2原発
東京電力ホールディングスの小早川智明社長は14日、福島県庁を訪れ、内堀雅雄知事に、福島第2原発全4基を廃炉とする方向で検討すると伝えた。「このままあいまいでは復興の足かせになる」と理由を説明した。東電が第2原発の廃炉について方針を示すのは初めて。
内堀氏は県内原発の全基廃炉を公約として掲げていた。今秋の知事選に再選を目指し、近く出馬を表明するとみられ、廃炉に一歩前進した姿勢を見せたい考え。
会談では福島第1原発事故の対応拠点として使われてきたサッカー施設「Jヴィレッジ」(同県楢葉町、広野町)の復旧工事が完了したことなどを報告した。