ライチョウのひな、6羽ふ化 富山と石川の動物園

富山市ファミリーパークでふ化した「ニホンライチョウ」のひな=13日、富山市(同パーク提供)

 国の特別天然記念物で、絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む富山市ファミリーパークと、石川県能美市のいしかわ動物園は13日、計6羽のひながふ化したと発表した。ひなの誕生は今年初めて。

 同パークなどによると、卵6個は同パークで飼育中の雌が5月7〜20日に産んだ。近親交配を避けるため、うち3個が今月7日、いしかわ動物園に移されていた。いずれも人工ふ化。

 同パークのひなは12日夕から翌13日朝にかけて3羽が、同動物園では13日早朝に3羽が誕生。体重は14・2〜17・0グラムで性別は分かっていない。鳴き声を出しながらよちよち歩くなど元気な様子という。


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