被団協、核禁止条約の早期発効を 世界各国に要請

日本原水爆被害者団体協議会の総会であいさつする田中熙巳代表委員=13日午後、東京都千代田区

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は13日、東京都内で総会を開き、国連で採択された核兵器禁止条約に唯一の被爆国である日本が不参加であることに対し、「日本政府と全ての国に署名・批准を要請し、条約の一日も早い発効を期し、核兵器も戦争もない世界の実現に奮闘する」とした基調報告を採決した。

 田中熙巳代表委員はあいさつで、12日にシンガポールで開催された史上初の米朝首脳会談について触れ「朝鮮半島が非核化すれば、日本もいや応なしに核の傘から脱する方向に進むのではないか。(会談を)積極的に評価したい」と話した。


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