金融庁、香港企業に課徴金6億円 相場操縦で過去最高額

 金融庁は12日、日経平均株価(225種)の銘柄入れ替えのタイミングに合わせ、上場企業の株価を不正につり上げたとして、金融商品取引法違反で香港の資産運用会社「アレイオン・アセット・マネジメント」に課徴金6億8424万円を納付するよう命じたと発表した。相場操縦による課徴金額としては過去最高となる。

 金融庁によると、ア社は2013年9月25日、電子部品大手の日東電工が翌26日から日経平均株価の構成銘柄に採用されるのに先立ち、取引終了間際の30秒間に日東電工株に大量の買い注文を出し、株価を不当に引き上げたという。


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