犠牲者写真で命の尊さ訴え 横浜で展示、受刑者作品も

生命のメッセージ展で、交通事故で亡くなった夫の写真を見つめる遺族=12日午前、横浜市中区

 事故や犯罪による犠牲者の等身大パネルと写真で命の尊さを伝える「生命のメッセージ展」が12日、横浜市中区の神奈川県民ホールで始まった。過去の展示を見た受刑者らによるアート作品もあり、これまでで最大規模となる。17日まで。

 メッセージ展は、一人息子を交通事故で亡くした神奈川県座間市の造形作家鈴木共子さん(69)が2001年に始め、全国各地で犠牲者のパネルなどを展示。13年からは受刑者らに被害者の思いを知ってもらおうと、刑務所などの矯正施設でも開催してきた。

 今回は約160人分のパネルの他に、命や平和をテーマにした作品約300点を展示。


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