五輪入場券、最高30万円 組織委理事会、価格帯に幅

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が、五輪の一般向け入場券の価格帯について、最高額を開会式の30万円、最低額を競技の2千円とする案をまとめたことが11日、関係者への取材で分かった。同日の理事会で提示し、了承された。7月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で承認を目指す。

 組織委は当初、競技の最低額を2600円、開会式の最高額を12年ロンドン五輪と同程度の28万8千円などとする方向で検討に入ったが、入場券の販売戦略に関する有識者会議で「もっとめりはりを付けるべきだ」とする意見が出たため価格帯を見直し、最高額と最低額の幅を広げた。


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