2018年5月26日 11:35 | 無料公開
奈良県葛城市の当麻寺で一般公開された、国宝西塔の修理工事の現場=26日午前
奈良県葛城市の当麻寺で、国宝西塔の修理工事の現場が26日、一般公開された。工事では瓦を全て取り外した上で、傷んだ瓦はふき替え、2020年に完了する予定。
現場では、塔全体を覆うように足場が組まれており、参加者は修理の説明を受け、屋根や心柱などを撮影した。
奈良県によると、西塔は高さ約24メートルの三重の塔で、平安時代初期の創建とされる。塔の土台である「基壇」が破損しているほか、屋根瓦の一部に落下の危険があることが判明し、16年8月から本格的な修理工事が始まっていた。