遺体にレジ袋、葬儀社を提訴 乳児両親「精神的苦痛」

 兵庫県丹波市で昨年10月に生後5カ月で死亡し、司法解剖の後に引き渡された男児の遺体にコンビニのレジ袋がかぶせられていたことで精神的苦痛を受けたとして、男児の両親が21日、遺体を扱った神戸市の葬儀会社「平安」に対し、計220万円の損害賠償を求めて神戸地裁に提訴した。

 訴状などによると、丹波市の自宅で昨年10月4日、会社員北野正己さん(40)の次男正弥ちゃんが死亡。司法解剖を終えた翌5日に丹波署で両親が遺体を引き取り、自宅で頭部の包帯やテープを取るとレジ袋がかぶせられていた。

 丹波署は正弥ちゃん死亡に事件性はなく、突然死の疑いと判断した。


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