2018年5月17日 05:32 | 無料公開
【ワシントン共同】米財務省は16日、シリアやイラクなど中東全体を不安定化させているとして、イランの影響下にあるレバノンのイスラム教シーア派組織の指導者ナスララ師らを米独自の制裁対象に追加指定した。
トランプ大統領が今月8日、イランと米欧など6カ国が結んだ核合意から離脱表明したことを受けた対イラン圧力強化策の一環。アラブ圏6カ国で構成する機関と共同で制裁を実施した。
国務省は1997年にヒズボラをテロ組織に指定。ナスララ師は92年から組織を率いており、シリア内戦への介入を決定したとされる。他の制裁対象はヒズボラのナンバー2、ナイム・カセム師ら幹部6人。