野党、「約束破り」と自民批判 森友改ざん前文書で物別れ

会談する自民党の森山国対委員長(右から2人目)と、立憲民主党の辻元国対委員長(左端)ら=16日午後、国会

 立憲民主党の辻元清美国対委員長は16日、森友学園を巡る決裁文書改ざん問題で自民党が23日午前に改ざん前文書を国会提出する方針を示したことを批判、「うみを出すとしていた自民党による約束破りだ」と記者団に述べた。辻元氏は自民党の森山裕国対委員長と国会内で会い、一部でも18日に出すよう求めたが物別れに終わった。

 立民、国民民主など野党6党派の国対委員長らが会談し、財務省は当初方針通り18日をめどに提出すべきとの認識で一致した。

 森山氏は辻元氏との会談後、関連性のある大量の文書を切り離しての提出は難しいと記者団に説明。「書類は出す。約束はしっかり守る」と語った。


  • LINEで送る