解任阻止法案が上院委員会通過 モラー氏、本会議は見通せず

モラー米特別検察官(AP=共同)

 【ワシントン共同】米上院司法委員会は26日、トランプ政権のロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官の不当解任阻止を目指して提出された超党派の法案を可決した。捜査に反発するトランプ大統領によるモラー氏排除の可能性を巡る議会内の懸念を反映した動き。本会議採決の見通しは立っていない。

 上院共和党トップのマコネル院内総務は「法案は不要」との立場。本会議で採決する考えはないと表明している。

 トランプ氏は26日のFOXニュースの電話インタビューで「進行中のため私は関与しない」と述べ、モラー氏を排除する考えがないことを示した。「いずれ考えを変えるかもしれない」とも述べた。


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