AIで植物の枝ぶりを立体画像に 大阪大、葉に隠れた部分も

 複数方向から撮影した植物の静止画を人工知能(AI)を利用して解析し、葉に隠れて見えない部分を含めた全体的な枝ぶりを3次元画像で再現する手法を開発したと、大阪大産業科学研究所の大倉史生助教(情報科学)らのチームが26日、発表した。将来、栽培管理への活用が見込めるとしている。

 チームは、植物を複数の方向から撮影した静止画から3次元形状を復元する従来の技術を使い、枝の構造を再現。葉に遮られて見えない枝の再現が難しかったため、AIが自ら学習する深層学習により画像認識に強く、見えない枝の存在を推定できるようにしたAIを利用し、高精度で3次元画像にできるようにした。


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