2018年4月26日 14:39 | 無料公開
名古屋家裁は26日、審判事件の文書を裁判官に無断で書き換えるなどしたとして、国家公務員法に基づき、50代の男性書記官を停職3カ月の懲戒処分にした。男性は同日付で依願退職した。
家裁によると、審判事件に関する文書の内容を誤記した場合、裁判官の許可を受けて改める必要があるのに、男性書記官は2016年4月〜17年10月、主文の内容や当事者の氏名を無断で書き換えるなどした。また17年10月に別の裁判所への移送決定が出た文書を自宅に持ち帰り、事件処理の進行を遅らせた。
今年1月ごろ、別の書記官が文書の書き換えに気付いた。