稀勢の里、再起へ強い思い 地元巡業「まだこれから」

大相撲の春巡業で、稽古をする横綱稀勢の里(奥)=25日、茨城県笠間市

 大相撲の春巡業は25日、茨城県笠間市で行われ、同県出身で左大胸筋などのけがで6場所連続休場中の横綱稀勢の里が再起への強い思いを口にした。会場の子どもたちからエールを受け「子どもたちが相撲界に入ることが相撲の隆盛になる。自分は結果を残さないといけない。まだ、これからだと思っている」と力強いまなざしで語った。

 稽古では、激しい動きが持ち味の平幕千代の国に8勝2敗だった。突き、押しに応戦し、土俵際でしっかり残す場面もあった。最後は復活の鍵となる左おっつけで相手を崩してから、右喉輪で一気に押し込んだ。「いい稽古になった。十分に課題が見つかった」とうなずいた。


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