国会混迷、打開めど立たず 野党、審議拒否で抗戦

民進、共産両党などが欠席する中開かれた参院決算委=23日午後

 国会は23日、加計学園問題を巡る柳瀬唯夫元首相秘書官の国会招致などを巡る与野党対立により不正常な状態が続いた。野党側は麻生太郎財務相の辞任を国会審議復帰への条件に挙げて徹底抗戦。与党は辞任拒否の姿勢を崩していない。25日に参院本会議で安倍晋三首相の訪米報告、26日に衆参両院での予算委員会集中審議の実施をそれぞれ打診し正常化を模索するが、打開のめどは立っていない。

 与党側は衆院予算委筆頭理事を通じて野党側に26日の集中審議を打診したが、野党は「現時点で応じられない」と回答した。


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