四川地震10年でフォーラム 日中で防災教育協議

20日、中国・成都市で開かれたフォーラムで講演するNPO法人「北いわて未来ラボ」の神先真理事長(共同)

 【成都共同】8万7千人超の死者・行方不明者が出た四川大地震が5月で発生10年となるのを前に、中国四川省成都市で20日、日中の識者や民間団体関係者が防災・減災教育の在り方を協議するフォーラムが開かれた。岩手県久慈市のNPO法人「北いわて未来ラボ」の神先真理事長がタブレット端末を使った体験型学習の事例を紹介した。

 同法人は東日本大震災後に設立され、久慈市に隣接する野田村でゲームを通じた防災教育事業を行う。子どもたちが端末を使い、村内に隠れた架空の動物を探す中で、村内の避難場所などを巡る設定だ。


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