27年度に契約数2割増へ 第一生命、新商品軸に

インタビューに答える第一生命ホールディングスの稲垣精二社長

 第一生命ホールディングス(HD)の稲垣精二社長(54)は19日までに共同通信のインタビューに応じ、2027年度のグループ全体の国内契約数を、現在の2割増となる約1800万件まで引き上げたいとの考えを示した。人口減少が逆風となるが、顧客の健康増進を支援する新商品を軸とし、銀行窓口や乗り合い代理店での販売増加も見込む。

 健康診断結果の提出で保険料が最大2割ほど安くなる商品を3月に発売した。稲垣社長は新たな商品設計で、従来は開拓できなかった需要を取り込めるとして「顧客数を増やせる。営業職からの評判も良い」と強調した。


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