タイガー、除湿乾燥機4万台回収 発火や発煙の恐れ

タイガー魔法瓶が自主回収する除湿乾燥機「AHE―A600」(左)と「AHE―B600」

 タイガー魔法瓶(大阪府門真市)は18日、2005年3月〜07年8月に製造した除湿乾燥機2機種、計約4万3千台に発火や発煙の恐れがあるとして自主回収すると発表した。これまでにけが人の報告はないといい、1台につき1万円を返金する。

 回収の対象は品番が「AHE―A600」と「AHE―B600」の2機種。今年2月に国内で対象製品による発火事故があり、消防当局と原因を調査した結果、長期間の使用により部品が劣化して発火や発煙につながる恐れがあることが判明した。タイガー魔法瓶は現在は除湿乾燥機を製造していない。

 販売当時の想定価格はいずれも2万円前後だった。


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