東京、無電柱化は環7内側を重点 都が推進10カ年計画

 東京都は、道路上から電柱を撤去し、電線などを地中に埋設する無電柱化推進の10カ年計画をまとめた。小池百合子知事が看板政策に掲げ、昨年9月に施行した都道府県初の推進条例に基づく対応。世田谷区や葛飾区などを通る環状7号線の内側を重点整備する。

 重点対象は、条例施行前から無電柱化を進めてきた環状6号線内から、その外周部を走る環状7号線内へ拡大。「歩道幅2・5メートル以上」などの条件を満たす全ての都道で電柱撤去に着手する。

 計画は18年度から10年間。都は、20年東京五輪・パラリンピックに向けた景観向上や、電柱倒壊の危険除去による防災力強化につながるとしている。


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