太平洋小型マグロ、枠の99%超 残り28トン、近く突破も

水揚げされるクロマグロ=2016年5月

 水産庁は13日、国際ルールで規制している太平洋クロマグロの小型魚(30キロ未満)の今漁期の国内漁獲量が同日時点で3395・0トンになったと発表した。3月14日時点より沿岸漁業が約27トン増え、漁獲枠(3423・5トン)の99・2%を消化した。枠は残り28・5トンで、6月の漁期末を待たずに近く上限を突破する可能性が高まった。

 クロマグロ漁は都道府県が管理する沿岸漁業と、国が管理する沖合漁業に大別される。このうち、沿岸で今漁期(2017年7月〜18年6月)に取れた小型魚は4月13日時点で2046・6トン。3月に比べて東京都や長崎県で増加した。


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