明石海峡でフェリー立ち往生続く 500人乗船したまま一夜明かす 

明石海峡付近で立ち往生した「フェリーふくおか2」=19日午前9時36分(共同通信社ヘリから)

 兵庫県明石市の沖合約6キロの明石海峡付近で18日夜、名門大洋フェリーが運航する「フェリーふくおか2」(9774トン)が鋼鉄製の灯浮標(ブイ)と接触した事故で、フェリーは損傷状況を調べるため、19日も停泊した状態が続いた。乗客乗員約500人にけがはなく、乗船したまま一夜を明かした。同社によると、体調不良を訴える人はいないという。

 神戸海上保安部によると、灯浮標を固定していた鉄製のチェーンがスクリューに巻き付いている可能性がある。海面から出ているスクリューの一部が欠損している。

 潜水士が19日午前から海中で船体の状況を調べており、えい航か自力航行か判断する。


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