米大統領選介入でロシア制裁 トランプ政権初 

 【ワシントン共同】米財務省は15日、ロシアが2016年の米大統領選にサイバー攻撃で介入したほか、世界で大きな被害が出た昨年6月のサイバー攻撃に関わったと非難し、ロシアの連邦保安局(FSB)や軍参謀本部情報総局(GRU)など5団体と19個人を制裁対象に指定すると発表した。米大統領選介入でトランプ政権がロシアに制裁を加えるのは初めて。ロシアは選挙介入を否定しており、米ロ関係の緊張は必至だ。

 トランプ大統領は昨年8月、対ロシア制裁強化法案に署名したが、選挙介入に対する制裁発動を見合わせてきた。野党民主党を中心に制裁発動を求める声が高まっていた。


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