スリランカ大統領が献花、広島 原爆資料館も見学 

広島市の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花したスリランカのシリセナ大統領(左から2人目)=15日午後

 来日中のスリランカのシリセナ大統領が15日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花した。広島市によると、現職の同国大統領の訪問は初めて。原爆資料館や原爆ドームも見学した。

 午後1時ごろ、慰霊碑を訪れたシリセナ氏は花を手向け、目を閉じて静かに祈りをささげた。

 原爆資料館では志賀賢治館長の案内で展示を見学し、広島に原爆が投下された理由などについて質問した。同資料館の芳名録に「ヒロシマの人々が被爆後に味わわなければならなかった痛み、悲しみ、苦しみは筆舌に尽くしがたいものです」と記し、「二度と起こらないことが必要で、そのために努力したい」と述べた。


  • LINEで送る