米外交、強まるトランプ色 国務省は骨抜きに 

 【ワシントン共同】トランプ米大統領が13日、ティラーソン国務長官の解任を発表、その経緯の説明に問題があったとしてゴールドスティーン国務次官も解任となった。外交の根幹を支える国務省は幹部の辞任や解任が相次ぎ、大使ポストも空席が目立つ。外交当局が骨抜きにされる構図が一層鮮明になり、米外交はトランプ色が強まりそうだ。

 ティラーソン氏は職員向けの声明で「次世代により良い世界を残そうと、働き続ける全ての人々に感謝する」と呼び掛けたが、職員の反応は冷ややかだ。

 ティラーソン氏の就任後、国務省の予算は削減され、外交の主導権をホワイトハウスに奪われる傾向が顕著になった。


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