エレベーター事故、逆転無罪 保守管理会社の3人、東京高裁 

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死亡事故があったマンションの1階ホール=06年6月7日、東京都港区

 2006年に東京都港区のマンションで住人の男子高校生が死亡したエレベーター事故を巡り、業務上過失致死罪に問われた保守管理会社「エス・イー・シーエレベーター」会長鈴木孝夫被告(74)ら3人の控訴審判決で、東京高裁は14日、事故は予測できなかったとして、いずれも執行猶予付きの有罪とした一審判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。

 同罪に問われたシンドラーエレベータ社の元保守担当課長も今年2月に無罪が確定している。

 高裁の秋葉康弘裁判長は「事故の9日前に点検した時点で、ブレーキの異常な摩耗が発生していた証拠はない」と指摘し、3人に事故は予測できなかったと認定した。