2018年3月14日 11:58 | 無料公開
14日、ソウル中央地検に出頭し、記者団の前で発言する韓国の李明博元大統領(共同)
【ソウル共同】韓国の李明博元大統領は14日、大統領在職中の収賄容疑などで取り調べを受けるため、ソウル中央地検に出頭した。2008~13年に保守政権を率いた李氏は、革新系の文在寅政権下で保守陣営の弱体化を図った政治的捜査だと反発、容疑を全面的に否認している。韓国メディアによると、検察は収賄額が約110億ウォン(約11億円)に上るとみて捜査。早期に李氏の逮捕状を請求する公算が大きい。
1987年改正の現行憲法下で検察に出頭を求められた大統領経験者は、全斗煥氏や昨年逮捕、起訴された朴槿恵氏を含め李氏で5人目。李氏は「言いたいことは多いが言葉を慎む」と述べた。