両船の当直責任者を書類送検へ 静岡沖の米イージス艦事故で海保 

 静岡県・伊豆半島沖で昨年6月、米海軍のイージス駆逐艦とコンテナ船が衝突し、イージス艦の乗組員7人が死亡、3人が負傷した事故で、下田海上保安部は衝突回避措置を怠ったとして、業務上過失致死傷と過失往来危険の疑いで両船の当直責任者2人を15日にも書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で13日、分かった。

 日米地位協定は公務中の犯罪は米側が1次裁判権を持つと規定しており、静岡地検は同協定などに基づき、イージス艦の担当者を不起訴処分にする見通し。コンテナ船側も過失の程度は低く、不起訴処分になるとみられる。


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