成田空港、発着時間拡大を合意 3本目新滑走路で機能強化 

千葉県と成田空港周辺市町、国交省、成田国際空港会社による4者協議会=13日午後、千葉市

 成田空港の機能を強化する計画について、千葉県と成田市など空港周辺の9市町、国土交通省と成田国際空港会社(NAA)は13日、3本目となる新滑走路の建設や、発着時間を早朝と深夜に計2時間半拡大する内容で合意した。運用時間延長は、1978年の開港以来初めてとなる。千葉市内で開いた4者協議会で合意を確認した。

 計画では年間発着枠が30万回から50万回に増加。国交省は、航空機が羽田空港周辺の都心上空を飛行できるようにすることなどと合わせ、路線拡大や便数増、空港の競争力強化を見込む。一方、成田の発着時間拡大には周辺住民の反発が続き、課題を残しそうだ。


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