大学生ら慰安婦問題で韓国ツアー 記憶継承や解決への思い共有 

元従軍慰安婦の吉元玉さん(右端)と交流する日本人大学生ら=13日、ソウル(共同)

 【ソウル共同】日韓合意を巡り両国間の溝が深まっている従軍慰安婦問題を考える初めてのスタディーツアー「キボタネ若者ツアー」に、日本人大学生ら17人が参加し、ソウルで13日、元慰安婦の吉元玉さん(89)と記憶継承や解決への思いを共有した。

 13歳で中国の慰安所に入れられたという吉さんは「次世代が私のようにつらい経験をしないで済むよう、体験を知ってもらう活動をしてきた。平和な世界を皆さんでつくってください」と韓国語で訴えた。国際基督教大4年の女子学生は「(吉さんの)思いを継ぎ、性暴力で傷つく人がない社会にできるよう自分にできることをやりたい」と伝えた。


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