LGBTへの理解、スポーツ界も 東京五輪向け、差別解消 

LGBTへの理解を広めようと、衆院第1議員会館で開かれた「レインボー国会」=13日

 性的少数者(LGBT)への理解を広めようと、当事者や国会議員が集まり議論する「レインボー国会」が13日、東京・永田町の衆院第1議員会館で開かれた。昨年に続いて2回目で、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、スポーツ界での差別解消について意見を交わした。

 中京大学の来田享子教授は「スポーツは男女別に競技が行われ、体力的には男性優位。性別がはっきりしないことは敬遠される傾向がある」と指摘。五輪憲章は性的指向による差別を禁止しており、スポーツ界でも理解を広げる必要があると強調した。海外では一定の条件下で、性別変更した選手が五輪に出場した例もあるという。


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