田母神被告、二審も有罪 都知事選で運動員買収 

 2014年2月の東京都知事選に出馬し、運動員に報酬を提供したとして公選法違反(買収)の罪に問われた元航空幕僚長、田母神俊雄被告(69)の控訴審判決で、東京高裁は13日、懲役1年10月、執行猶予5年とした昨年5月の一審東京地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。

 弁護側は控訴審で「運動員に報酬を支払うよう陣営幹部に指示した証拠はない」と無罪を主張したが、青柳勤裁判長は「陣営幹部の証言に基づき共謀があったと認定した一審判決は合理的だ」と指摘した。


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