優生手術、北海道に相談センター 窓口開設、保健師ら対応 

優生手術などの問い合わせに対応する「相談センター」=12日午前、北海道庁

 北海道は12日、旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らへの不妊手術が繰り返された問題で、問い合わせ窓口となる「相談センター」を開設した。当面は保健師ら専従職員2人を含む計3人態勢で相談に応じる。希望に応じて道立の各保健所でも職員が対応する。

 手術を受けた本人や家族たちから、個人名記載資料の有無や情報開示請求の手続きの相談などを受け付け、支援を強化することが狙い。個人名記載資料に基づいて作成したデータベースに該当しない場合でも、道は関連資料で可能な限り特定につなげたい考えだ。

 フリーダイヤル(0120)031711で、平日午前8時45分~午後5時半。


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