子供14%、脳障害の危険 ヨウ素不足、ユニセフ報告 

 【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)などは1日付で、妊婦や乳幼児が摂取するヨウ素の不足により、毎年世界で生まれる子供の約14%に当たる1900万人近くに、脳の障害が出る危険性があると警鐘を鳴らす報告書を発表した。

 対策には普段からヨウ素添加塩を使うことが有効だという。ユニセフはヨウ素不足が起きやすい地域では国ぐるみで普及させるよう推奨した。

 ヨウ素を含む海草類を日常的に食べる日本では摂取不足の心配は低いとされる。過剰摂取の危険性を指摘する医療関係者もいる。

 ヨウ素不足による障害の危険性がある子供のうち、430万人が南アジアに集中している。


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