観光施設で男性倒れ死亡、神戸 有馬温泉、酸素濃度が低下 

 21日午後7時35分ごろ、神戸市北区の有馬温泉街にある市立観光施設「太閤の湯殿館」で男性が急に倒れたと女性から119番があった。同市垂水区東垂水町、神戸観光局職員新田和久さん(48)が意識不明の状態で病院に搬送され、22日未明に死亡が確認された。

 施設は神戸観光局が運営し、豊臣秀吉が築いたとされる「湯山御殿」の遺構を復元展示している。市消防局や有馬署によると、付近の酸素濃度が低下していたといい、同署は何らかのガスが発生した可能性もあるとみて状況を調べている。

 新田さんは「岩風呂遺構」の中でぐったりしているネコの救助に近づいたところ、突然倒れたという。


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