繁華街の暴力団拠点、閉鎖で和解 神戸山口組を巡る仮処分 

 指定暴力団神戸山口組の有力組織「山健組」の傘下組織が神戸・三宮の繁華街に置く暴力団事務所の使用禁止を求めた仮処分申請は21日、事務所を閉鎖する内容の和解が神戸地裁で成立した。暴力団追放兵庫県民センターが住民の代理として、昨年12月に申し立てていた。

 兵庫県警によると、事務所は、山健組が飲食店などからあいさつ料を集める拠点になっていたほか、2016年にはダンプカーが突っ込む事件も起きていた。組側は今年1月末までに荷物を運び出し、賃借契約も解除した。県警は今後の動向を注視している。


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