首相、森友に「関与、忖度ない」 国有地、8億円値引き売却問題 

 安倍晋三首相は20日の衆院予算委員会で、学校法人「森友学園」に国有地が約8億円値引きされ売却された問題について、自らや昭恵首相夫人の関与は一切なく、行政による忖度もなかったと強調した。学園の籠池泰典前理事長から昭恵氏に何回も電話があったことは改めて認めたが、夫人はほとんど電話に出ていなかったと述べた。

 15年11月に、昭恵夫人付の政府職員が学園側に送ったファクスに関して「夫人付から籠池氏の要望に沿うことはできないと答えた」と語った。

 籠池氏から夫人の留守番電話に何度か短いメッセージがあったものの「妻は土地契約の内容について全く聞いていない」と説明した。


  • LINEで送る