2018年2月20日 14:00 | 無料公開
首にできた加齢によるいぼ(左)と腕にできたウイルス性のいぼ(日本皮膚科学会提供)
ウイルス感染が原因で起きるいぼにしか効果が望めない市販の服用薬の広告に、加齢によるいぼに効くように受け取れる写真が使われているとして、日本臨床皮膚科医会と日本皮膚科学会が販売会社に是正を求めていたことが20日、分かった。指摘を受けたのは2社で、写真の削除や修正に応じた。
「薬を服用したが効かない」として皮膚科を受診する患者がいたという。厚生労働省は、違法で指導が必要なケースではないとするが、広告の不適切な表記で誤った使用を招く懸念がある。医師らは表記の厳密化が必要だと指摘している。
問題になったのは、医師の処方なしで買える一般用医薬品の「ヨクイニン」。