大内恒夫氏が死去 元最高裁判事 

死去した大内恒夫氏

 元最高裁判事の大内恒夫(おおうち・つねお)氏が8日、肺炎のため死去した。95歳。山形市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻みちさん。

 甲府、千葉の両地裁所長や名古屋、東京の両高裁長官などを経て、1985年に最高裁判事に就任。92年の退官後は弁護士として活動した。

 最高裁判事在任中、石川県で白骨死体が見つかった「山中事件」で殺人罪などに問われた男性について、一、二審の死刑判決を破棄し、高裁に審理を差し戻した。その後、逆転無罪が確定した。


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