札幌市「老人ホームに当たらず」 11人死亡火災で国に報告へ 

11人が亡くなる火災があった「そしあるハイム」=7日、札幌市

 生活困窮者らの自立支援を掲げる札幌市の共同住宅「そしあるハイム」の11人死亡火災で、市が、この住宅を老人福祉法で定める有料老人ホームには位置付けられないとして、今週中にも国に報告する方針であることが18日、分かった。

 60歳以上の入居者に食事を提供していたことから、無届けの有料老人ホームだった可能性があるとして、運営会社の関係者に実態を聴き取るなどして調べていた。

 老人福祉法では、老人を入居させ、食事や家事、介護、健康管理のいずれかのサービスをすれば有料老人ホームとなる。その場合、一定の条件下でスプリンクラーの設置が義務付けられる。


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