「避難経由所」の運営訓練、静岡 浜岡原発、事故を想定 

浜岡原発の重大事故を想定した防災訓練で、スクリーニングを受ける参加者=16日午前、静岡市の新東名高速道路静岡サービスエリア

 静岡県は16日、中部電力浜岡原発(同県御前崎市)で重大事故が起き、放射性物質が外部に放出されたとの想定で、県と原発周辺の11市町などによる防災訓練を行った。避難所に向かう住民をいったん集約する「避難経由所」の運営訓練を初めて実施。

 経由所は、放射性物質の付着を調べるスクリーニング検査を住民が受けたか確認するほか、避難所の割り振りを行う施設。受け入れ側の自治体の負担を減らし、避難を円滑に進めることを目的としている。

 訓練には、7市町の住民約300人が参加。新東名高速道路の静岡サービスエリアでは、バスや乗用車で避難してきた住民がスクリーニング検査を受けた。


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