2018年2月14日 09:31 | 無料公開
イタリアの独裁者ムソリーニ(AP=共同)
【ローマ共同】3月4日に総選挙を控えるイタリアで、独裁者ムソリーニ(1883~1945年)が現代のローマによみがえったら、との設定の映画「私は帰ってきた」が公開され、話題となっている。日本でもヒットしたドイツ映画「帰ってきたヒトラー」のムソリーニ版作品。
イタリア人監督ルカ・ミニエロ氏は「今のイタリアはファシズムが生まれた時の状況に似ている。ポピュリズムが台頭してきており恐ろしい」と指摘した。
ムソリーニは38年にユダヤ人を差別する人種法を制定。ファシスト党の一党独裁体制を確立し、ヒトラーと軍事同盟を結んだ。その後失脚し、45年に銃殺された。