コインチェック出金再開 仮想通貨流出から半月ぶり 

コインチェックが入るビルの案内板=東京都渋谷区

 約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した交換業者コインチェックは13日、顧客から預かっている日本円の出金を再開した。流出が発覚した1月26日に停止して以来、約半月ぶりの再開となった。

 麻生太郎金融担当相は13日午前の閣議後の記者会見で、コインチェックに対し、今後も顧客保護に万全を期すよう対応を求めていく考えを強調。「立ち入り検査を通じて、顧客保護が確実に確保されるよう取り組んでいく」と述べた。

 関係者によると、コインチェックの顧客からは日本円で総額300億円前後の出金要請がある。同社は「申請を受けた順に手続きを進める」と説明している。


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