噴火、陸自が死亡隊員の氏名公表 事故から2日「遺族同意」 

 陸上自衛隊は25日、草津白根山の噴火で死亡した隊員について、第12旅団の第12ヘリコプター隊所属の伊沢隆行陸曹長(49)=殉職して准陸尉に特進=と公表した。陸自は遺族の同意を得ていないとして、亡くなった23日からこれまで明らかにしていなかった。

 公表が遅れたことに、防衛省制服組トップの河野克俊統合幕僚長は定例の記者会見で「できるだけ公表するのが基本だが、遺族の了解を取るのに時間がかかった。兼ね合いは難しい」と話した。

 陸自によると、重軽傷を負った隊員7人は、20~40代の男性6人と20代の女性隊員1人で、階級は2等陸尉から3等陸曹だという。


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