TPP11、3月チリで署名へ 新協定、凍結22項目で確定 

TPP参加11カ国の合意を受け、記者会見する茂木経済再生相=23日午後、東京・永田町

 環太平洋連携協定(TPP)参加11カ国は23日、米離脱に伴う新協定の全容に合意し、南米チリで3月8日に署名式を開くと決めた。元の協定の効力を凍結するのは22項目で確定した。カナダが求めた文化政策に関する例外措置は、カナダと各国が補足文書を交わして意向に配慮することで折り合った。

 東京都内で22日から開いた首席交渉官会合で決着した。米大統領が離脱を決定してから1年で新協定の全交渉を終えた。茂木経済再生担当相は、参加11カ国による合意は「わが国やアジア太平洋地域の将来にとって画期的なこと」と評価し、発効後は「TPPの拡大も視野に入れていきたい」と述べた。


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