訪日客の夜遊びニーズ探れ 都が初調査へ、国も検討 

表参道ヒルズのクリスマスイルミネーション=2017年11月、東京都渋谷区

 増加する訪日外国人旅行者は「夜の観光」をどのように楽しんでいるのか―。2020年東京五輪・パラリンピックを控えた東京都が、ニーズや課題を探ろうと18年度に初の調査を行うことが20日、分かった。観光庁も18年度に同様の調査を検討しており、訪日客の消費拡大の鍵を握る夜間観光の活性化に、国と首都が乗り出す。

 関係者によると、東京大会開催を2年後に控えた都は、夜間観光の振興を目指す調査費用として、18年度予算案に5千万円を計上する。

 調査の詳細は今後詰めるが、結果を分析した上で、夜間も楽しめる観光ルートの例などをホームページで発信したい考えだ。


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